INITIATIVE
企業による取り組み
2023.10.01
Business for Marriage Equality
【賛同企業交流会(大阪)】ビジネスとLGBTQを考えるDEI担当者交流会
BMEでは今年の6月に賛同企業交流会を大阪で予定していましたが、悪天候で中止となってしまいました。そこで改めて、9月19日(火)午後、関西の「DEI推進コミュニティ」の皆さまと合同で、イベント「ビジネスとLGBTQを考えるDEI担当者交流会」を実施しました。
会場は大阪・京橋のQUINTBRIDGE。20名近くの企業のDEI担当者の皆さんにご参加いただきました。
まず初めにDEI推進コミュニティを代表して、パナソニックインダストリー株式会社の高山さんよりご挨拶と今回のイベントの趣旨と流れの説明がありました。
続いて、同コミュニティの広瀬さんのファシリテーションのもと、それぞれが今日呼ばれたい名前を考え、参加者同士のご挨拶が行われました。また、登壇者(寺原・村木)への質問も募集。たくさんの付箋が集まりました。
続いて、ビジマリからのプレゼンテーションを行いました。村木からは「ビジネスとLGBTQ アップデート」と題し、国内外のLGBTQ施策の現状や、LGBTQ当事者の生涯を通じた困難、また国内企業の取り組み事例などを発表しました。
続いて、寺原からは「結婚の自由をすべての人に」訴訟の進捗や展望をご説明し、企業の皆様にはぜひ「世論の高まりの可視化」による世論と立法の橋渡し役になっていただきたい旨を訴え、考えうる具体的手法についてもお伝えしました。
続いての「対話」のセッションでは、各グループに別れて「同性婚の実現によって、ビジネス環境にどのような影響があるか」のディスカッションが行われました。白熱した議論の途中、参加者の皆さんが持参した”お菓子”が登場。なんとスタッフにもお菓子を分けていただいて、会場全体がとても明るい雰囲気となりました。
続いてのセッションではこれまでのプレゼンテーションやディスカッションの内容を踏まえて、「明日から、自社・自組織でできること/やってみたいこと」についての話し合いが行われました。最後に参加者の皆さんから発表していただきました。たくさんのアイデアが模造紙上に並ぶことで、参加者間のシェアや交流が生み出されました。
自社組織で行うアクションの発表では、LGBTQに関するデータを経営者へ提言する、企業の担当者間の横のつながりを強化する、まずはグッズを作成して社内浸透を図るといった、実践的な施策が多数飛び交っていました。
イベントの対話の中で、「関西の文化からかLGBTQが冗談となってしまい話がしにくい」といった地域ならではの課題も挙がりました。ビジマリでは今後、東京・大阪以外の地域とも連携をして、企業の皆さまと「同性婚」について考えていきたいと考えておりますので、ご協力いただける方はご連絡をお待ちしています。